米、スノーデン氏の恩赦検討? トランプ氏、世 論反応を見極めか

Snagit1_42.png
Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュース Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は15日の記者会見で、米当局による
個人情報収集を暴露してロシアに亡命中の米中央情報局(CIA)元職員エドワー
ド・スノーデン容疑者について、恩赦を与えるべきかどうか「よく調べてみる」
と述べた。同容疑者に同情的な人と批判的な人との間で「意見が割れている」と
の認識を示した。

 トランプ氏は2016年の米大統領選で、民主党のオバマ前政権が自身とロシアとの関係を疑い監視していたと主張、今年11月の大統領選で争うバイデン前副大統領への攻撃材料としている。スノーデン容疑者の恩赦に言及し、世論の反応を見極める狙いとみられる。

敵も味方も全部利用しまくる精神はすごい。
この行動力と強引さが日本政府に最も欠如してるものかもね。

スノーデン独白録「消せない記録」によれば対共産圏だけでなく同盟国までも盗聴していており、スマホ盗聴されていたメルケル首相の抗議に対して、オバマ大統領(当時)はどの国もしていると居直った。さらにアメリカ国民を含む全世界の膨大な交信記録(GAFA)がメガデータとしてNSA、CIAのクラウドに保存されていることが暴露されている。Chinaの14億人もの全国民が監視下にさらされ、国民の自由が危機にさらされている全体主義国家と批判する資格がアメリカにあるのかとChinaに反論されたらひとたまりもなく自己矛盾に陥るアメリカの弱点がここにある。それに対してスノーデンのような内部告発に対しても懐の深さを示し、香港のような言論弾圧とは異なる国家の姿勢をアピールし、オバマ政権時代の汚点を清算して、来るべき大統領選に使える材料にうってつけの材料と判断して世論の動向を見極めるアドバルーンと思われる。

目次