橋本聖子男女共同参画相は29日午前の閣議後会見で、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が女性への性暴力被害支援事業に絡んで「女性はいくらでもウソをつける」と発言したとされることについて批判した。
この発言への受け止めを問われ、橋本氏が担当する「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」で働く職員の努力などを挙げ、「声なき声をいかに聞いて政策にしっかりと結び付けていくか努力されている方を踏みにじるような発言であり、非常に残念だ」と述べた。
杉田氏の発言は「反響が大きい」とも指摘。個人的な考えと断りつつも、「自民党として適切な措置をするべきだと考えている」と語った。
杉田氏は25日に開かれた来年度予算の概算要求の説明を受ける自民党の内閣部会などの合同会議に出席。出席者によると、性暴力被害者を支援するための相談事業に関連し、杉田氏は元慰安婦支援団体に触れたうえで、事業を民間団体に任せることを批判したという。「ウソをつける」という発言について、杉田氏は朝日新聞などの取材に「そういう発言はしていない」と否定している。(小野太郎)
朝日新聞社
杉田水脈氏の発言の問題は、単にその言葉だけにあるのではありません。
写真と同じで、言葉も、切り取る側の意図で、その意味は、どちらにもとれるので、とても慎重にならないといけないと思います。
例えば、冤罪で痴漢の加害者の弁護人が、「女性はいくらでもウソをつける」という発言と、
伊藤詩織さんの事件について、心ない対応を繰り返す杉田水脈氏が、「女性はいくらでもウソをつける」という発言をするのとでは、その意味合いが全く異なります。
そして、杉田水脈氏の発言は、女性の国会議員の資質、比例代表制の問題、という重大問題にも悪影響を与えていると思います。
少なくても、私個人は、今までは、「女性」の進出を応援する気持ちが強かったですが、杉田水脈氏のような女性を見ると、「女性」だから応援する、というのは間違いだ、ということを痛感するようになりました。
男性にも、いい人はいるし、悪い人がいる、女性にも、いい人がいるし、悪い人がいる。
当たり前のことですが、「女性」だから、プラス評価することはしてはいけない、と今更ながら気づいたのですが、これって、実は、とてももったいないことだと思います。
>杉田氏は朝日新聞などの取材に「そういう発言はしていない」と否定している。
杉田氏の発言に従えば、「私(杉田氏)は、いくらでもウソをつける」と言ってい
るようなわけですよね。
政治家の条件として、平気で嘘をつける、ということなら、杉田氏は、相応しいのかもしれませんが、それは違うでしょ・・・・・。
比例代表だと落とすこともできないし・・・。