まずは、原因の切り分けをします
40台あるパソコン教室で1台だけが、インターネットにつながらない、という相談です。
インターネットにつながらないときは、原因の切り分けをしますが、1台を除いてインターネットができる、ということは、回線自体の問題ではなく、インターネットにつながらない1台のパソコンの問題だ、ということが推測できます。
そこで、その1台に集中して原因を調べていきました。
最初にすることは、ipconfigのコマンドを打つことです
ネットワーク関係のトラブルは、通常のパソコンに慣れている人でも、敷居が高い内容となります。
私の場合、はじめにするのは、コマンドプロンプトの画面で、「ipconfig」というコマンドを入力して、状況をします。
コマンドは、たくさんあるのですが、私は、この「ipconfig」と「ping」という二つのコマンドで8割位は、解決できると感じています。
ネットワークのトラブルの際には、この2つのコマンドを検索して、使い方を調べてみて下さい。
ipconfig の結果からわかること
通常は、そのパソコンのネットワークのIPアドレスが表示されますが、今回は、インターネットに接続できない、ということで、おそらく、IPアドレスは、表示されないのではないか、と思いました。
案の定、IPアドレスが表示されていませんでした。
そうすると、そのパソコンとネットが切断されている、ということになります。
確認するところ
単純なところでは、物理的・ハード的にLANケーブルが抜けている、ということがありますが、LANケーブルは、きちんとささっていました。
ということは、ソフト的にパソコンとネットが切断されている、つまり、OFFになっている、ということが考えられます。
ノートパソコンの場合は、WiFiとの接続がオフになっていたり、機内モードになっていたり、本体のWiFiのスイッチがOFFということがあります。
今回は、デスクトップパソコンですので、確認するところは、ネットワーク接続のアイコンです。
私のパソコンを例にすると
アイコンが灰色、ということは、「無効」になっている、つまり、OFF状態ということです。
インターネットに接続できない原因はこれでした。
困ったときの右クリックで、アイコンを右クリックすると、「有効にする」が表示されますので、これをクリックしてONにします。
このように、濃い色のアイコンになれば、大丈夫です。
犯人は誰だ?
今回、1台のパソコンだけが、なぜか、上記のような状態になっていました。
では、誰が、ここをOFFにしたのか?
相談者は、こんなに簡単に修復するとは思っていなかったようですが、実は、これと同じ現象は、過去に何度も他でもありました。
共通しているのは、誰も、手動で、OFFにしていない、ということでした。
そもそも、この機能も、この場所も、通常は触らない場所です。
おそらく、Windowsのアップデートなどの際に、間違えてシステムが、OFFにしてしまった、ということではないかと思います。
これは、知っているか、知らないか、気づくか、気づかないか、の問題ですが、今回は、約5分で解決できましたので、突然インターネットにつながらなくなった場合は、ぜひ、この場所を確認してみて下さい。
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