長嶋さんのデビュー戦、金田さんとの対決は本当にすごかったですね。
巨人移籍5年目、通算400勝を達成した69年に現役を引退した。前人未到の400勝、4490奪三振と298敗はともに史上最多。沢村賞には3度輝いた。背番号34は巨人の永久欠番になっている。
最近、張本さんの「喝」にいろいろな意見がありますが、下記の金田さんの意見がとても興味深いです。
15日放送のTBS『サンデー・モーニング』「週間御意見番」コーナーで、ゲスト出演した金田正一氏(84)が張本勲氏(77)を一喝した。
番組では、7・8日に行われた東京六大学野球・東京大学対法政大学の模様を取り上げた。甲子園出場者が皆無である東京大学が、経験者揃いの法政大学を相手に、エース宮台康平の活躍で連勝し、15年ぶりの勝ち点を挙げた様子を放送したのだ。張本氏は、この件について法政大学に喝を入れる。「法政は強いチームなんですよね。このゲームを見てもね、甲子園に出ている選手なんですよ。ダメですよ東大に負けたら」といつもの調子でまくし立てる。
これに待ったをかけたのが往年の400勝投手金田氏。「投げたピッチャーを褒めてあげなさいよ」と張本氏を諭し、宮台について「リスト(手首)の使い方が上手い」「投げる前にリラックスしなきゃいけない。その時の力の抜き方を手首でやってるちゅうこと」と絶賛。
そして、「ピッチャーがあそこまで放ると、強いチームでも負けてしまう。ピッチャーの力ですね」と褒めちぎる。これにはさしもの張本氏も、黙って聞くしかなかった。
また、宮台の評論では金田氏が「手首の使い方」を絶賛したにもかかわらず、首の使い方を質問する司会の関口宏に対し、「ちゃんと聞きなさいよ」と一喝するシーンも。一部から「老害」との声も出る張本氏と関口に対し、野球界のレジェンドが、文字通り「喝」を入れた。
この様子に、普段張本氏や関口を苦々しく見ている層が反応。「カネやんを見習え」「器の大きさが違う」「同じレジェンドでもここまで違うのか」「よくぞ関口に苦言を呈してくれた」など、金田氏への絶賛や「器の違い」を指摘する声があがった。
「金田氏は、指導者経験豊富で、弱小ロッテを日本一に導いています。おそらく、人の伸ばし方を知っているのでしょう。3000本安打のレジェンドでありながら、監督・コーチ経験のない張本氏とは、やはり差がある。批判するだけではなく褒めるべきところはきっちり褒め、番組の司会者であろうと『おかしいことはおかしい』という。これは、先代の週間御意見番コメンテーターである大沢啓二さんと同じスタンスです。
チームマネジメント経験の有無で、人間の器や人を見る目に大きな違いが出るのでしょう。金田氏の『器の大きさ』を張本氏も見習ってほしいところですが…」(野球関係者)
「器の違い」を見せたレジェンド金田氏も御年84歳。レギュラー出演は難しいようだが、これからも不定期出演で暴走気味の張本氏と関口を一喝してもらいたいところだ。
ご冥福をお祈りいたします。