音声でメモをとる機会が増えてきましたが、今回はAI搭載のボイスレコーダーが気になりました。
想像以上に仕事が変わるAIボイスレコーダー PLAUD NOTEの実力と活用
最近ネット上でAIが組み込まれたボイスレコーダーの広告が大量に現れていないだろうか。どうもうさんくさいといぶかしんで見ている人も多いのではないか。
AIボイスレコーダーが手放せない理由
これには筆者も同感で、そもそもボイスレコーダー機能などスマートフォンで代用することが可能だし、ハードウェア設計の面でも十分に成熟しているところにAIを活用? それって便利なの? と思っていたのだが、試す機会があり、実際に使い始めてみたら手放せないツールになってしまった。
OpenAIの技術を搭載したAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE」という製品だが、連携するアプリやウェブサービス等が次々にアップデートされ、どんどん使いやすくなっている。また、この製品単独ではなく、ChatGPTやClaudeといった対話型AIサービスを併用することにより、あるとあらゆる面で省力化できるようになっている。
私は7月に入手して以来、取材の現場、もちろん打ち合わせや、それこそ飲み会の席であっても、つねにこの製品で録音しながら、その録音内容の分析をさせている。便利なだけではなく、ちょっとした振り返りにぴったりなのだ。しかし、それだけではない。
今回は製品レビューというよりも、製品を紹介しながら、筆者自身がどのように使っているかをお伝えすることで、自分自身の利用シーンに当てはめて想像しながら活用方法を考えてみてはいかがだろうか。本当に仕事のスタイルが大きく変わる道具だ。
Windows95が登場した頃に予備校でテープおこしの仕事をしていました。
それはそれはたいへんな作業でしたが、最近ではAIを使って音声入力と同じ考え方で、テープおこしをAIが手伝ってくれている現場をみかけます。
その流れからいうと、ボイスレコーダー+AIというのは自然な流れです。
また、メーカーの収益化という観点から次のような方式をとっているのもなるほどです。
ところで、この製品は、ハードウェアそのものには毎月あたり300分しか録音音声を分析できない制約がある。
また、適切な要約レポートを得るためには、レポートを得るためのプロンプト(すなわちテンプレート)が必要だが、もっと詳細にレポートの形式を指定したい場合などもあるだろう。そうしたカスタムテンプレートを作ることもできるのだが、その利用には別途サブスクリプションサービスに加入する必要がある。
追加質問でさらにAIに分析
プレミアムサービスのサブスクリプションは、年間1万2000円で機能を拡張したうえで1200分までの録音を処理可能になる。そして拡張される機能の中にはAsk AIというものがある。
録音されているデータの中にある情報を参照書類としてAIに読み込ませたうえで、そこに追加質問をすることによって、重要なデータを引き出したり、より深い分析を行うために使う機能だ。
前述のAppleの発表会における録音に対して、Ask AIで主要なデータを抜き出して一覧にするよう指示すると画面のような情報を得ることができた。
今後も、ある一定のサービスまでは無料でそれ以上のサービスが必要なら有料、という流れになっていくのでしょうね。
ChatGPTのように価値のあるサービスにはお金を支払ってでも利用したいので、最初は無料で自然な形で有料化に進むのはいいことだと思います。
マイクロソフト社のサービスは、これを強引に騙し討ちのようにするので敬遠されてしまうんですよね。