今日のテーマは「パソコンの突然のトラブル」です。
内容的には「パソコンが使えなくなってしまった場合の対応策」です。
一般的には、「大切なデータをバックアップする」というのが、「パソコンの突然のトラブル」への対応策です。
ところが、今現在、いたるところで起きている問題は、
- 見積書を印刷しようとしたら、突然、パソコンが固まってしまって動かないので、約束の日時を変更してもらった
- 約束の時間に間に合うように重要書類を印刷して出かけようとしていたのに、印刷ができず、書類を持参できなかった
- 退社時間間際に、突然Windowsのアップデートが始まって、デートに間に合わなかった などなど
つまり、今起きている問題は、データの保護ではなく、そもそもパソコンを突然使えなくなる、という問題です。
何らかの理由で、パソコンが壊れてしまったのならまだしも(もちろん大問題ですが)、これが、Windowsのをアップデートが原因だったとしたら、とんでもないことです。
昨日も、SOSの電話があり、内容は、月末にどうしても確認しておかなければいけないデータがあり、パソコンを起動させたところ、画面が真っ黒で動かないので、強制終了しても解決しない、という内容でした。
夜遅くに訪問して、確認したところ、システムが壊れてしまっていて、起動しなくなっていました。
急ぎ、ノートパソコンを預かって、復旧作業をして、必要なデータは取り出すことはできたので、まずは一安心でしたが、おそらく、何度も行った「強制終了」が原因だと思います。
さて、パソコン関係のいつものことですが、文句ばかり言っていても始まりません。
「原因はさておき」、現状の問題を解決する必要があります。
そこで、「パソコンが使えなくなってしまった場合の対応策」を考えてみたいと思います。
- パソコンは複数台を用意しておく(予備機を用意する)。
上記のノートパソコンが故障した方は、個人ユーザーですが、こういう場合に備えて、もう1台同性能・同機能のノートパソコンを用意してもらっています。
また、最低限の機能を使えるようにした古いノートパソコンも、廃棄しないで、保管してもらっています。
ですから、故障したパソコンを修理して戻ってくるまで、ほぼ支障なくパソコンの作業ができます。
あとは、故障したパソコンのデータをどこまで救出できるか、という次の問題になります。 - データを別の装置などに同期させておいて、どのパソコンからも作業できるようにしておく。
具体的には、社内にNASを置いたり、DropBoxdなども活用して、同じデータを共有したり、同期させる、という工夫です。
私も、昨日の午前中はメインのパソコンの画面が真っ暗になってしまって、やむなく数時間、放置する状況になりましたが、作業中のデータは、NAS上に保存していたので、別のサブのパソコンで作業ができました。
ちみなに、現在、クラウドを活用する方が増えてきましたが、クラウドはインターネット回線がストップすると、データにアクセスできなくなります。
ですから、主に使用しているインターネット回線が使えなくなった場合の予備回線を用意しておく必要があります。
すぐにできることは、スマホの「テザリング」機能を使うことですが、そのためには、デスクトップもWiFiでインターネットを使えるような準備をしておく必要があります。
さらに、いつも当たり前に使っているプリンターですが、これも、突然使えなくなると、業務がストップしてしまいます。
そこで、最低限の印刷ができる手軽な機種を予備に用意してといて、すぐに使えるようにしておくことが大切です。
昨日預かってきたノートパソコですが、依頼主にデータの取り出しに成功した旨を伝えて、修理内容と費用の件を電話で報告したところ、喜んでくれて了解ももらいました。
しかし、もしこれが、Windows(今回はWindows10)のアップデートが原因だとすると、この費用って、本来は依頼主は支払わなくてよかった金額なわけです。
なんとも、割り切れない思いが残ります・・・・。