「あらゆる性暴力の根絶を目指す決議」否決の波 紋 区議による二次加害ツイートが発端/豊島区 議会

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ネット上「ブランディング」に長けた議員の暴走

2019年12月、ジャーナリストの伊藤詩織さんが性暴力被害を訴えた民事訴訟で勝訴した。この直後に、くつざわ亮治豊島区議が判決を揶揄するようなツイートを行った(現在は削除)。

(2019年12月19日のくつざわ議員によるツイート)

性交相手の男を、女性が社会的・経済的に攻撃できるという判例ができてしまいました。恋をして結婚したい男女にとって最悪な判決です。

(同)

性交事後訴訟から男性を守る目的で『性交承諾書』のフォーマットを作成してみました。そういう機会が多い男性は、プリントアウトして持ち歩くことを推奨いたします。※実際に手作りしたと思われる「性交承諾書」を添付

(参考記事)

伊藤詩織氏の勝訴受け、豊島区議「少子化が加速」 ネットで批判高まる(THE PAGE/2019年12月30日)

ツイートには批判が集まり、豊島区議会にも市民から複数の声が寄せられたという。私も、被害当事者や支援者から「あんなことをツイートする議員がいると思わなかった」「呆れた」という声を聞いた。

くつざわ区議のフォロワー数は約5.6万人(フォロー数は5.2万人)。他の区議よりもフォロワー数が多く、彼のツイートに賛同するフォロワーは少なくないようだ。また、YouTubeチャンネルでの配信も行っており、他の議員よりもネット上での「ブランディング」に長けている印象だ。ただし前述のように、倫理的に問題があるツイートも多い。

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