お笑いタレントの明石家さんま(64)が19日放送のフジテレビ系「さんまのまんま35周年SP」(金曜後9・00)に出演。人気YouTuberのはじめしゃちょー(27)に、多くの芸能人がYouTubeへ参入していることについて、詫びる場面があった。
現在869万人という日本一のYouTubeチャンネル登録者数を誇るはじめしゃちょー。初対面のさんまは「敵視してるからね」とジョークを交えつつ「昨日も週刊誌が『宮迫(博之)さんのYouTube出るんですか?』って聞いてきてやな『出るかアホって』言ったわ」とあくまで自分がテレビ側の人間であると強調した。
芸能人のYouTubeの参入が相次いでいることについて、さんまは「ごめんな!あれは素人さんの領域やってん。俺はそう区切ってて、そこへプロが参入したらかわいそうやんか。一生懸命やってきた人が」と頭を下げた。
はじめしゃちょーは「盛り上がるので嬉しい反面、ちょっとやばいなという気はしますね」といい「僕とかヒカキンさんとかは、自分でいうのもなんですけど地位を確立している人は良くて。中堅とか今から始める人は埋もれるような気がしますね」と複雑な胸中を明かした。
現在の夢を問われたはじめしゃちょーは「夢はないんですよ。今の生活がすごく楽しくて、いつ死んでもいいくらい幸せで。自分の番組を維持するのが夢ですかね」と答える。さんまは「それが1番難しい夢やぞ!夢なめたらアカンで!」といい「維持が一番大変やねん、前に進めるとかちがうことやるのは簡単やねん。経験上一番大変やと思うわ」とアドバイスを送ると、うなずいていた。
なんかさんまさんの最後の言葉が自分の中にストンと落ちた。現状維持って簡単そうで難しい。歳を重ねる程本当にそう感じる。また、さんまさんは自分の経験上って表現の使い方をしているからより説得力があるのかもしれない。
経験者の言葉は、どんな綺麗にまとめられた言葉よりも深くて重い。