佐藤ママをはじめ、お手本にしたいと思う人の体験談やアドバイスに対する反応は、大きくは、二通りのタイプがあるみたいですね。
1)確かに、すごいけど、それは、特別なことで、平凡な私(たち)にはできない。
>結局は、否定する>現状維持
2)私には全部は真似できないけど、できることは取り入れてみよう。
>素直に受け取る>上昇志向の人、前向きの人
私は、子供のころから、いいと思うものは、素直に受け入れる、というのが自然の発想だったので、インターネットなどで、多くの本音(?)を聞けるようになっ
て、正直びっくりすることが多いです。1)の発想の人も予想以上に多くいますよね。
ただ、理屈ではなく、自分がこれだ、と思う閃きやいいと思う点があったら、まずは、一つでもとれ入れた方が得だと思います。
1)の現状維持の考えて人も、確かに、そうだよなぁ、とは思うこともありますが、基本的には、もったいない、と思ってしまいます。
ただ、他の人の価値観を押しつけられたくないですし、逆に押しつけるつもりも
く、多様な価値観の人が平和に平穏に共存共栄できれば、と思います。
飛躍してしまいますが、だから、米中の対立の中で、中国がアメリカにとってかわった世界を想像すると、恐怖を感じてしまいます。
3男1女全員を国内最難関の東京大学理科三類(医学部)に合格させた『東大理三に3男1女を合格させた母親が教える 東大に入るお金と時間の使い方』の著者・佐藤亮子ママは、
0歳から18歳の大学入学までの限られた18年間を全力でサポートするため、「お金」も「時間」も惜しまなかった。
長男を妊娠中、小学校全学年・全教科の教科書を買い込んで熟読。
子どもは全員、1歳前後から公文式に通わせると同時に、3歳まで「絵本1万冊、童謡1万曲」を読み(歌い)聞かせた。
専用の本棚を手作りして本300冊をまとめ買い。
図書館も活用し、家族で出かけて一度に30冊以上借りていた。
公文式だけでなく、スイミングやバイオリン、ピアノのお稽古にも通わせ、習い事だけでも1人あたり月5〜6万円。
小学生になると早々に中学受験塾へ通わせ、全員を中高一貫校に進学させた。参考書を買うときも、いい参考書が10冊あったら、とりあえず10冊買ってしまう。
そのうち1冊しか使わなかったとしても、「10冊あったから優れた1冊を選べた」と思うようにしていた。
いいものは使ってみなくてはわからない。その点、選択肢は多いほうがいい。
子どもの未来を決めるのは、親の「お金」と「時間」の使い方と断言する『東大理三に3男1女を合格させた母親が教える 東大に入るお金と時間の使い方』の著者が、
これまで語ってこなかった「東大とお金」について、その秘密を初公開!● 子育ての最終目標を掲げる
私には子育ての最終目標がありました。
それは「わが子が自分でお金を稼いで、自分の力でしっかり生活できる人間に育てること」です。
子どもたちが自分で選んだ仕事でお金を稼いで「自活」できる人間に育てたいと思っていたのです。
社会に出たら、ずっと仕事を続けるわけですから、親としては子どもが納得のいく仕事を選んで欲しい。
そのための選択肢は広ければ広いほどいい。
ある仕事を選びたくても、その仕事に必要な資格や企業の採用基準をクリアしていなければ、門前払いとなってしまいます。
わが子が将来、やりたい仕事を諦めざるを得ないようなことは避けたいので、私は子どもの「将来の選択肢を増やす」ことを念頭に置きながら子育てをしました。
将来の選択肢を増やすといっても、わが子になにが合っていて、なにが得意なのかなんて、親でもわかりません。
子育てをするなかで長男の得意なことがわかっても、同じように下の子が得意とも限らないのです。
何事もやってみないと、わからないことだらけです。
だから、とりあえずいろんなことをやってみようと思いました。
誰しも無駄なことはしたくないですし、無駄なお金は使いたくないでしょう。
しかし、無駄を避けることばかり意識しすぎると、子育てでは身動きがとれなくなります。
「損するかもしれないけど、とりあえずやってみる」という思い切った割り切りが、とても大切なのです。
佐藤亮子