コロナがあった今年は、家族全員での外食を控えています。
ただ、例えば、王将や吉野家、ピザ屋さんなど、テークアウトできるところから
の夕食の回数を増やすようにしています。
今晩も吉野屋のテークアウトを利用しましたが、例えば、このテークアウトに
gotoが使えれば、もっと他の店もするし、回数も増やすと思いました。
goto自体が悪いわけではなく、工夫やアイデアが足りないのだと思います。
確かに、今のコロナは、誰も経験したことのない出来事で、試行錯誤で難しいこ
とだと思いますが、過去の人類の歴史で、こんなに医療も発達していなかった時
代にも、切り抜けてきたわけですよね。
古きを訪ねて新しきを知る
歴史の中に解決や対策のヒントがたくさん眠っているように思うのですが、どうでしょう。
ちなみに、吉野家のテークアウトは、外で待つのですが、正直、注文から出てくる時間が長すぎます。
もともと、吉野家は、注文すると、丼にご飯をいれて、牛をのせて、はいできあがり、と早いイメージがあります。
今日は、別に注文したいた人と、震えながら、まだですかね、遅いですね、と泣きが入りました。
これでは、お客を逃がしてしまう、もったいない、と思いました。
新型コロナウイルスに直撃され、外食業界はどこも青息吐息だ。そんななか、
業界でもトップクラスの売上高を上げているのが、とんかつ・かつ丼の「かつや」
(国内418店、海外59店)や、唐揚げの「からやま」(国内104店、海外
10店)など多業態を運営している「アークランドサービス」だ。7〜10月の
売上高は、前年同期比125・3%だった。とくに「かつや」は人気だ。もともとコロナ禍前から人気が高かったが、新型コロナの流行後、新規客まで開拓している。「かつや」の好調の要因は「立地」と「テークアウト」だ。
「かつや」は、郊外型店舗が実に9割を占める。コロナ禍前、サラリーマンは「昼食」をオフィス街で食べ、「夕食」も仕事帰りに繁華街で食べていたが、在宅勤務が広がり、家族と自宅近くの飲食店を訪れるようになった。この「郊外需要」に加え、「テークアウト特需」が、「かつや」の売上高を伸ばした。臼井健一郎社長(写真)は、こう言う。
「緊急事態宣言中の5月は、テークアウトが6割を超えるほどでした。電話で大量注文が来て、時間になると車で家族の代表者が受け取りに来るという状態でした。来店客1人が家族分をまとめて買って帰るので、客単価もこれまでと比較して上昇しました」
「100円引き」の無限ループ
「かつや」の売上高を伸ばした臼井健一郎社長(C)日刊ゲンダイ「かつや」は、新型コロナの感染が広がると、テークアウト専用の「全力飯弁当」など、テークアウト商品を拡充。8月には新聞に広告を出し、かつ丼に次ぐ人気の「ロースカツ定食」を690円から540円に引き下げるキャンペーンを実施。
「かつや」の最大の強みは、リピーター客が非常に多いことだ。リピーターを増やす“仕掛け”も積極的に実施している。そのひとつが、レジで精算するたびにもらえる「100円割引券」だ。テークアウトでももらえる。利用期限は「次月の月末」まで。
この券を使えば、看板メニューの「カツ丼490円(税込み539円)」が、「税込み439円」と、ワンコイン500円以下の低価格で食べられる。しかも、「100円割引券」は精算するたびにもらえるので、いつまでも100円引きという無限ループになっているのだ。そのため、割引券を持っている客は、期限切れになる前に足を運ぶことになるという。
飲食業界では、「かつや」の新規商品開発力は群を抜いている。常連客が飽きないように、常に「期間限定フェアメニュー」を投入する工夫もしている。
「だいたい7割のお客さまがリピートされます。また、早くから力を入れてきたテークアウトの取り組みが、コロナ禍において高まる需要の取り込みにつながりました」(臼井健一郎社長)
「かつや」の成功事例から見ても、今後、外食ビジネスは「リピーター」「ランチ」「郊外立地」、それに「少人数」がキーワードになっていく可能性がある。
(中村芳平/外食ジャーナリスト)